2019年6月アーカイブ

しごとバー神田.jpg

 

私たちの食卓に欠かせないもの。

テーブル、お皿、それとカトラリー。

特に和食を好む私たちには、お箸が欠かせません。

 

箸の漢字を見ると、竹冠がついてます。実は日本の食卓には、竹の箸が永く使われていました。今は輸入物におされ、純国産で作る竹の箸は少なくなってしまっています。

そんな食卓の危機に立ち上がった、ひとつの箸メーカー。今回のゲストである、株式会社ヤマチクです。

 

「伝統工芸」という言葉が流行っているイマ、付加価値の付けられた高価なものもいいけれど、私たちが普段何気なく使っている「定番」が大切だと、ヤマチクの山崎さんはいいます。

ヤマチクだって他の会社と何ら変わらない、ひとつの企業。伝統工芸と謳われるそれも、農業も、IT企業も、特別なものではない、他と同じものづくりの形です。

今回は山崎さんと今までのこと、そしてこれからのことを話したいと思います。

そのお話の中に、先に述べたような「定番」のこともお話できれば。

 

今回はヤマチクの箸を実際に体験してもらうべく、ご飯を用意しました。

にしむー食堂さんのお料理です。にしむーさんはヤマチクと同じ熊本出身。当日は熊本の料理が並ぶかもしれません。

 

来てくれた皆さんと、お酒とご飯を飲み食いしながらざっくばらんにいろいろ話したいと思います!



<メッセージ>

どうも、「箸おじさん」こと山﨑彰悟です。

熊本の山奥で、「竹の、箸だけ」を56年間作り続けているメーカー、株式会社ヤマチクの3代目として働いています。「竹のお箸を、もういちど日本の食卓へ」、これが私の思いです。

私が家業に戻ったのは24歳のころ。何か新しいことをやろうとする度に、「どうせ無理だよ」「バカ息子がまたおかしなこと言い出した」と呆れられていました。(笑)

でも不思議なことに、「バカ」が独りで一生懸命やっていると、ひとり、またひとりと協力者が増えていきました。気がつけば、今の実績はかつて「どうせ無理」と言われたものばかりです。

当日はお酒も入るので、これまでの無謀な挑戦と失敗をいつも以上に赤裸々に話すかと思います。

「こんなんでいいのかよ!?」「こいつが出来るなら私だって!」と皆様に勇気を与えられれば嬉しいです。

 

<ゲストプロフィール>

64996032_468681737220523_7005064038841319424_n.jpg

・山﨑 彰悟(やまさき しょうご)

株式会社ヤマチク 専務取締役

熊本で「竹の、箸だけ。」を作るメーカー、株式会社ヤマチクの3代目。

MUJI、中川政七商店、ピエトロなど、誰もが知る有名企業の竹のお箸を製造していることを社員に伝え、モチベーションアップに努める。生産管理にも着手し、入社3年で生産数量を約2倍に。

そのほか、新卒採用や新工場の新設、有名ブランドとのコラボやクラウドファンディングなど、誰もが「どうせ無理」と言う事に挑戦し、実現してきた。3年前から、ヤマチクのリブランディングにも着手。2019年3月に初の自社ブランド「okaeri」をリリース。

 

<ケータリング>

・西村隆之介(にしむら りゅうのすけ)

にしむー食堂主宰。eat designer として「食とデザインとアートの何か」を テーマに活動中。 ケータリング、スタイリング、ライター、イベント、 グラフィックデザインの他、鎌倉、中目黒、恵比寿、本郷三丁目など各地で不定期にお店をやっています。 どんなことも人に喜んでもらうことを大切にしています。

twitter : 1108ryu

instagram : 1108_ryu

webサイト : https://note.mu/nyandaful (サイト改修中で閉じてるためこちらでお願いします。)

 

 

 

少子高齢化の影響や都市への若者の流出によって、「地元には若者が減っていて...」と嘆いているひとや地域も多いのではないでしょうか。今回のゲストは、26歳ながらまちの活性化を担い、最近では経産省の「全国の商店街30」に選ばれ、表彰された中川裕稀さん。

中川さんは、地方こそ若者の「やってみたい!」が実現できると言いいます。どうしたら、地方でも若者が活躍できるしくみをつくることができるのでしょうか?そんなお話をお聞きします。



〔詳 細〕

日時:6月26日(水) 19:30-21:30

場所:風土はfoodから 2F
   東京都千代田区神田錦町3-15

参加費:1,000円(ドリンク付き)

参加方法:以下のURLよりお申込みください。
     https://forms.gle/hsn2N6VtjL3pXA3u5



〔メッセージ〕

62190664_457370571690392_3701087397589549056_o.jpg

こんにちは。
新潟県三条市の商店街にある拠点施設「TREE」のマネージャーを務める、中川です。

僕らが暮らす三条市も全国各地にある地方同様、少子高齢化の影響で様々な悩みを抱えています。しかし、地方だからこそ小さな事業がはじめやすいという可能性を感じているのです。

僕は、三条市でボランティア活動を行うようになってから、「若い」というだけで周りから期待され、大役を任される事が多くなりました。

それがきっかけで、「地方なら若者が少ないからすぐに結果をだせて、街の歯車になりやすいんじゃないか?」と可能性を感じるようになり、飲食店を貸し切って若者をターゲットに音楽イベントをやってみたところ、なんと集客に大成功。

「この地域には若者はいないから、やっても無駄。」と言われていたけれど、若者の感度を刺激するコンテンツが無かっただけだと確信したのです。

その後も、素人ながらに市内各地でイベントを行っていると、僕のことを「若者を集めれる人」と認知してくれる人が増え、商店街から依頼を受け、現在商店街のマネージャーとして、まちの活性化に取り組んでいます。

新潟は、東京へのアクセスもいいことから若者の地元離れが後を絶ちません。だからと言って、出て行ったしまった人たちに「地元が危ういから戻ってきて!」と救いの手を求めるのでなく、「地方の方がやりたい事やりやすいよ?」と言えるようになるために、僕らはこの街で「やってみたい!」にこれからも楽しく、集まってきた仲間たちと挑戦を続けます。


〔ゲストプロフィール〕

中川裕稀(なかがわ ゆうき)
1993年生まれ。新潟県三条市(旧下田村)出身。地元の商店街にある拠点施設「TREE」のマネージャーを務める。TREEでは、少子高齢化で若者が少ない事を強みに変え、「地方だからこそできるやってみたい!をカタチに。」をコンセプトに、地方ならすぐに自分のやりたい事が応援され、目立つ事ができ、小さな事業を数多く展開できる、と可能性を感じ、 TREE内にレストランを地元の若者だけでオープンさせ、自己実現の可能性を体現している。その他にも2019年3月に個人事業主として開業をし、定額制スナックの運営も行っている。

このアーカイブについて

このページには、2019年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2019年5月です。

次のアーカイブは2019年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。