2019年5月アーカイブ

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今、新たな可能性の芽が、島根県津和野で出ようとしています。

 

建築デザイナーの傍ら、医食同源をテーマにしたレストラン「糧」を立ち上げた大江健太さんは、津和野にきてもうすぐ3年。

元々家づくりがしたかった大江さんですが、「自分の暮らしをつくれない人がやることではない」と、まずは店舗のリノベーションなどを行いながら、自分の暮らしを整えることから始めます。

 

「2019年の年明け、初めて住まいを手掛けました。少し不安な思いもありましたが、作り始めると"しっくり"きたんです。」

 

自分の感性が育ってきたのだと確信。そこで起業の決意をします。

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大江さんが目指すのは衣食住の「住(借家)」のアップデート。

東京ではさまざまな不動産のメディアがあり、見ていて思わず惹かれるような空き家も多くありますが、津和野にはかっこいい空き家バンクがないのだそう。荒れている家も多く、中々町に人を呼び込むことができません。

そこをきちんと整えて、昔の暮らしを体験したい人のために、「住」を中心にしたサポートを大江さんの会社や糧で行っていこうとしています。

 

「津和野に住のプラットフォームをつくりたい。

移住する人はもちろんのこと、他拠点居住や移動しながら住んだり働いたりする人の場所にもなり得るんじゃないかと考えています。」

 

そんな大江さんの他に今回はなんと!ゲストがもう一人います。

一緒にプラットフォーム×多居住の可能性を探ってくれるのは、離島移住計画 代表の今井朝美(ともみ)さん。

 

おかえりから始まる旅をコンセプトにした「島流し」というプロジェクトを新しく始め、離島をより多面的に知り、楽しめ、好きになるような仕組みづくりを行っています。今井さん自身も東京での活動は変わらず続けながら、鹿児島にある離島、三島村竹島と神奈川で二拠点居住をしながら、自分らしい暮らしを模索する方々の旗印になるべく活動されています。

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今回は東京にいらっしゃるとのことで、リアルゲストにお招きいたします!(ぱちぱちぱち

 

今回は、地域でプラットフォームを作っている人×多拠点居住をされている人で津和野の可能性を探りたいと思います。

とはいえ、イベントは生もの。当日はお酒を片手に、ざっくばらんにお話いたしましょう!

 

▽こんな方におすすめ

・場所を持っているが、活用方法に悩んでいる方

・人が集まるプラットフォームを作りたい方

・二拠点居住を考えている方、してみたい方

・島暮らしにあこがれのある方

                 ・・・など

 

<概要>

日時:2019年6月12日(水)19:30~

場所:風土はfoodから

〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目15番地 錦町ブンカイサン2F

参加費:1,500円(1ドリンク付)

申し込みはこちら

 

<ゲストプロフィール>

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大江 健太(おおえ・けんた)

1986年生まれ、千葉県出身。東日本大震災を機に地域にコミュニティデザインが必要だと感じ、千葉県富津市金谷にて廃ホテルを通したまちづくりの活動に携わる。 その後、「まちづくりの活動」だけで生きて行くことが厳しいと感じ、2016年8月に心機一転島根県江津に移住、空間デザイン事務所のチームに加わる。2017年初夏大病を患い2ヶ月ほど寝たきりとなるが自然療法、食事療法で治療をし、こうした知恵を学べる学び舎をつくることを決意し、自然あふれる津和野で「食べることが自分をつくる」をテーマに「糧」を開業。

現在、津和野町の空き家バンクの行政サービスをアップデートすべく新たな企画を考案中。多居住、サテライトオフィス、ワーキングステイなどを通して町を面白くしていきたい。

 

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今井 朝美(いまい・ともみ)

モノコトヒトを"つなぐひと"。

国内外を駆け回るフリーのクリエイティブディレクター。青山学院大学大学院では教育とサウンドスケープを専攻。在学しつつ多彩な仕事にも就きながら経験を重ね、25歳の時フリーランスとして独立。離島をはじめとした日本各地、世界25カ国程度に訪れ、オーストラリア留学も経験。多様な文化に触れる中で、「島で育つ」ことの可能性に惹かれ、一度移住を試みるも、情報の薄さ・サポートの少なさなどを経験し、旗印が必要だと身を以て感じ、離島移住計画を発起。2018年10月、鹿児島県三島村竹島へ移住。国内外含め多拠点生活を送る。

 

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都市から島を変えるってどういうこと?と思った方も多いと思いますが、実はおもしろい取り組みをしている人たちがいるのです。

島根県の隠岐諸島のひとつ、海士町という人口2,300人の島があります。

「島まるごと持続可能」を目指している町で、少子高齢化といわれる現代になんと多子化(子どもが増えている)が進んでいたり、約10年のあいだに600人もの人たちが移住していたりする変わった島。

さらにおもしろいのが、「第二町民」を増やしているということ。
第二町町民とは、その町にいなくてもその町のファンだったり、
その町との関係性を持っている人のこと。

そんな風に、町にいなくても島に関われる仕組みをつくっているのが、今回のゲスト大野さんが運営をする「ないものはないラボ」というコミュニティ。

海士町ファンや海士町でなにかしてみたい会員の方々から、毎月会費を集め、資金を出し合って島の伝統行事の存続を支援したり、島の活性化に繋がるプロジェクトに投資したりしています。

「資金があれば、行政に頼り切らずとも島の未来を自分たちで変えていけるはず」という信念をもとに、会社でも自治体でもなく、コミュニティで島を変えていこうとしているのです。

今回は、ないものはないラボ発起人の大野佳祐さんとオンラインでつなぎ、都市にいても地域に関われるコミュニティの可能性について、みなさんとお話できればと思います。


▼こんな方におすすめ
・地域でなにかしてみたいひと
・成長至上主義に違和感のあるひと
・オンラインコミュニティに興味のある
・会社以外のコミュニティがほしいひと
・島暮らしに興味のある方

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▼日時
2019年5月22日(水)19:30~

▼場所
風土はfoodから
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目15番地 錦町ブンカイサン2F

▼参加費
1,000円(ドリンク付き)

▼お申し込みはこちら
https://forms.gle/qL5bgHtTMXiCMTC36

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<ゲストプロフィール>
大野佳祐(おおの・けいすけ)
1979年、東京生まれサッカー育ち。大学卒業後、早稲田大学に職員として入職。競争的資金獲得などで大学のグローバル化を推進。2010年にはプライベートでバングラデシュに180人が学ぶ小学校を建設し、現在も運営に関わる。2014年に海士町に移住し、隠岐島前高校魅力化プロジェクトに参画。教育とまちづくりを往来する日々。
島根県立隠岐島前高校 学校経営補佐官/一般社団法人ないものはないラボ代表理事/株式会社余白探究集団代表取締役/AMAホールディングス株式会社取締役


<ないものはないラボとは?>
https://naimonohanai.net/about

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