【しごとバー神田】4/10(水)小商いナイト~実際、やってみてどう?~
人々の移動のお手伝いをしている、電車の運転士さん。毎日私たちを行きたいところへ連れていってくれます。
東京で、そんな暮らしの一部を担っているのは今回のゲストの堤聡さん。
彼は運転士として働く一方、別の顔を持っています。26歳のときに小さく始めた、「無人駅を巡る本屋」の店主です。
どうして本屋を始めようと思ったの?そもそも、無人駅を巡るのは何のため?
頭に浮かんだ質問を投げかけると、こう答えてくれました。
「現場で働いているスタッフは高卒の人が多いんです。彼らの中には、仕事の選択肢をあまり持っていない人もいたんじゃないかな。」
もし彼が鉄道会社以外にどんな仕事があるのか知っていたら、どんな道を歩んでいたのだろう。一緒に働く後輩の姿から、学生のキャリア教育をやりたいと思うようになります。知らない仕事を学生に伝えるために、堤さんが選んだのは本という手段でした。
本はとにかく分野が多い。そして、さまざまな価値観が散りばめられています。多くの著者たちは「こうでなくてはいけない」という枠からはみ出して、自分の情熱を傾けられるものを追い続けています。
扱う書籍はそんな著者が書いた「仕事」や「働き方」に関するものが中心。今はイベント出店をメインに活動の幅を広げていますが、今後は地元徳島にある無人駅を使い、学生が立ち寄れる場づくりをしたいと考えています。
運転士をしながら、休日は本屋の店主って、なんだか忙しくない?本屋で生計たてていける?
実際のところ、どうなの?そんな小商いのリアルをお伺いできればと思います。
▽こんな方におすすめ
・新しいことをはじめたいと思っている方
・小商い始めたけど、どうやってステップアップすればいいかわからない方
・メインの仕事をしながら、副業をやってみたい方
・色んな働き方に興味がある方...
当日は会場に堤さんがいらっしゃいます。一緒に乾杯しましょう~!
<概要>
日時:2019/4/10(水)19:30~
場所:風土はfoodから
参加費:1,500円(1ドリンク付)
申し込みはこちらから
<ゲストプロフィール>
堤聡(つつみ・さとる)
1990年生まれ。東京都町田市出身。東京農業大学卒業後、2013年秋に鉄道会社へ就職。東京の中のどローカルな駅に勤務することで、顧客に対してお客さまとして接するのではなく、ご近所さんとして向き合う働き方を発見する。車掌時代には、夜勤明けの日に旅に出て、心地よさの源泉とは何かを探す日々を送る。現在は運転士として勤務。「レトロ建築が好き×キャリア教育の必要性×祖父の住む四国で暮らしたい=空き家になっている駅でハローワークのような本屋をやろう」・・という発想に至り、2017年春「無人駅をめぐる本屋」を立ち上げ、複業中。アウトサイダーな人、脱構築な人、パラレルキャリアな人、アーティスティックな人、と周りからは評さる。
昭和レトロな建築、木造駅舎。そんな無人駅をちょっぴり間借りして、旅する本屋を開いてゆきます。選書のテーマは、就職する学生にとっての「多様な職種」と出会う本。せっかく働くのだから、少しでも「好き」のある分野に進んだ方が、ワクワクできる。そして、その職種は、想像以上に多様。本を通して、自分自身の「好き」に気づき、「職業と出会うきっかけ」になればと思います。長野中心のイベント出店から徐々に香川へ軸を移し、現在は徳島での仮店舗開設に向け活動。「しましま本店」「大福屋」「ポイトラ」ともコラボ中です。